首こりや肩こり、頭痛、さらには自律神経失調に深く関与する《ストレートネック》。
その専用枕や健康器具、整体など様々な対策法がある一方、何を試しても「結局は治らない…」といった声が多いのも事実。
それは一体なぜなのでしょうか？

実は《首こり》の裏で、緊張が抜けなくなる《過緊張》が自覚なく進行しており、これが盲点になっている可能性が高いと考えられます。
つまり、凝りによる自律神経根の圧迫が、緊張を増大させ（交感神経亢進）、自覚のない過緊張へ進行するのです。

そして、その過緊張がさらなる凝りを生むという「負の連鎖」こそ、痛みや凝りがぶり返してしまう大きな原因であり、何をやっても治らない自律神経失調症の根本原因でもあります。
さらに、無自覚のまま進行するため長年原因が分からず、諸症状に拍車をかけてしまうのです。

あなたは壁を背にして立ち、頭が壁に自然に着きますか？
自宅でも簡単にストレートネックのチェックができます。

もし、頭が壁に自然に着かないなら（↑こちら）
ストレートネックの疑いが濃厚!!
そのストレートネックとは…

ストレートネックとは、首の湾曲が失われた状態のこと。本来、首（頸椎）は緩やかに前方へ湾曲して、頭の重さを分散させています。しかし、湾曲が失われたストレートネックではバネ効果が失われ、重さや外力を分散できなくなり、首や肩の筋肉、その他にも骨、神経など体のさまざまな部分に大きな負担が掛かります。このストレートネックは新たな現代病とまで言われ、特に自律神経に大きな影響を及ぼしている可能性が指摘され始めています。

えっ!? 首が原因で？
自律神経まで悪影響？？

自律神経の不調に関わる大きな原因に「首への負担」を専門医から指摘されるようになってきました。首こり（首周囲筋の異常緊張）やストレートネックにより骨格の歪みや捻れが起き、それが原因で頸椎神経根（上図）に物理的な負荷（過剰なストレス）が掛かり、その結果、自律神経系に異常を来たすと考えられています。これがストレートネックが様々な症状の根本原因になり得る根拠なのです。